ADBコマンドを入力できるようにして、格安SIMでテザリングを有効化する ー忘備録ー
2017/01/24

前回、格安SIMでテザリング有効化する方法をシェアしました。
記事はこちらをクリック。
やる事は至って単純なのですが、adbコマンドが使用できるようにしなければいけません。
コマンドプロンプトでこのようなメッセージが出るならば、まずはadbコマンドを使用できるように設定します。
adbコマンドが実行できる環境にするために
・JAVA SEをインストール
後に後述するAndroid SDKの動作に必要となるため、これを先にインストールします。
JAVA SEダウンロードサイト
www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html
下記の画面のJDKをクリックします。
「Accept License Agreement」にチェックを入れ、
windows 32bitなら、「~i586 exe」
windows 64bitなら、「~x64 exe」をクリックします。
※自分のwindowsが32bitか64bitか確認する方法は『コントロールパネル』⇨『システムセキュリティ』⇨『システム』とクリックしていくと『システムの種類』が出てくるのでこちらで確認する事が出来ます。
上記の該当するファイルをダウンロードしたら、ファイルをダブルクリックして画面に従ってインストールをしてください。
インストールが完了したら、JAVA SEは終了です。
・Android SDK インストール
次にAndroid SDKを下記のサイトでダウンロードします。
https://developer.android.com/studio/index.html
【コマンドライン ツールのみ入手する】の項目まで、下にスクロールさせます。
そして赤枠で囲まれているファイルをダウンロードします。
以下の画面が出てきたら、チェックを入れてダウロードをします。
容量が100MBを超えてるので、少し時間がかかるかもしれません。
ダウンロードが完了したら、ファイルをダブルクリックします。
最初に下記のような画面が出てきます。JAVAのインストールがきちんと出来ていれば下記のような画面に自動的になります。
確認したら【Next】をクリックして進みます。
『Choose Users』と選択を迫られますが、たぶんこれはどちらでもいいと思います。
基本的に使うのは自分だけだと思うので、ここでは【Install just for me】で次に進みます。
下記の画面が超重要で、インストール先の選択ですがインストール先のフォルダを覚えておいてください。
後ほどこのインストール先を記す必要があるので、メモ帳などにコピペしておくといいです。
自分は分かりやすいように、Cドライブの直下にしました。(C;\android-sdk)
インストール先を決めたら、後はインストールをクリックしてどんどん先に進みます。
インストールが完了したら、「Next」をクリックします。
「Start SDK Manager」にチェックが入っている事を確認して、「Finish」をクリックします。
そうすると自動的に「Android SDK Manager」が起動します。
チェックが色々と入っているかと思いますが、下記の3項目だけにチェックを入れます。
・Android SDK Tools
・Android SDK Platform-tools
・Google USB Driver
チェックを入れたら、インストールをします。
全てのインストールが完了したら、「Android SDK Manager」を閉じます。
これでAndroid SDKのインストールが完了です。
ここまできたら、後もう少しです。
・Android SDKが動作するように設定をする
今度はAndroid SDKがコマンドプロンプトで動作するように、Android SDK のPathを通します。
変数値を変える作業ですので、ここは慎重に自己責任でお願いします。
間違えると、Windows自体に影響を与えるかもしれません。
『コントロールパネル』⇨『システムとセキュリティ』⇨『システム』⇨『システムの詳細設定』まで進みます。
システムのプロパティが開いたら、『環境変数』をクリックします。
「システム環境変数」欄にある「Path」という項目をクリックします。
色が青くなったら、「編集」をクリックします。
『環境変数名の編集』画面の右下にある『テキストの編集』をクリックします。
『システム変数の編集』の『変数値(V):』の値の最後に、先ほどの「Android SDKのインストールフォルダ」を入力します。
ここで注意が1つあります。
既にある変数を消してはいけない!
もし消してしまったり、間違ったりするとWindows自体の動作に影響があるかもしれません。
『変数値(V):』の一番後ろにカーソルを合わせ、「;」セミコロンを入れます。
そして「インストール先\platform-tools」を入力します。
自分の場合だと「C:\android-sdk\platform-tools」となります。
入力が終了したら、「OK」をクリックし環境変数名に「C:\android-sdk\platform-tools」が反映されている事を確認して「OK」をクリックし、「Android SDK Manager」を終了して全て閉じます。
これで設定は完了です。
実際に動作するか確認をしてみます。
windows10では、windowsアイコンを右クリックするとコマンドプロンプト(管理者)という項目があるのでこれをクリックします。
コマンドプロンプトが表示されたら、【adb】と入力して【Enter】を押します。
下記のように、画面が表示されれば成功です。
もし表示されなければ、Pathが間違っている事になりますので、今一度見直してみてください。
※Android SDKのインストール先を入力間違えていないか?;(セミコロン)が正しく入力されているかどうか?など
後は、テザリングを設定するために、スマートフォンをUSBで繋げてコマンドでADBコマンドを入力するだけです。
その記事はこちらで。
一度インストールしてADBコマンドが使える環境が整っているれば、今後は楽です。
というのも、スマートフォンがバージョンアップ(ソフトウェア含む)すると設定がクリアされてしまうようで、もう一度adbコマンドを入力しなければならないからです。
他にも色々と設定する事が出来るようですので、一度この環境を構築しておけばとても便利です。
但し、ここは作業は自己責任でよろしくお願いしますね。